030 自己限定の型枠付け
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一次元意識の特徴は自己自身の意見に拘り、利己的思考に囚われることで、周囲の人間の気持ちを顧みることもせず、我欲の思うが侭の人生を突っ走る性質が身に付いているのです。 この場合に他者の意見を考慮することが自然に出来るようになれば、利己的な一次元意識から自他認識の二次元意識に魂が昇華するのであります。 しかし一次元意識に魂を凝り固めた人間には自意識を越える術がありません。 何度も繰り返しますが、彼に足りないものは反省の習慣であります。 思念は現在只今の自分の思いを発信するための心の動向であり、そこに他者の存在を考慮する習慣が現れたなら思念は思想となり哲学となる。 また思念が霊性を開く方向に自己展開するなら宗教にも成り得ます。 あくまでも自己限定の殻の中に閉じ籠る人間には縁遠い魂昇華ではありますが、思念の使い方を誤れば自我我欲を貪る個人主義(個人の結果主義)人間と成ってしまいます。 思念には自己反省が必要不可欠である。 反省回顧なき思念は歴史を悪意で捩じ曲げる悪霊悪魔の手先とされるのであります。 自分の普段の言動を自己チェックする習慣を身に付けましょう…。 知らぬ間に悪霊悪魔の幻覚に惑わされぬよう、正しい自意識を見失わない工夫が必要になるのです。 貴方には反省の習慣がありますか? 反省など必要ないと豪語するようなら既に重症患者である。 現代は自分の反省が何時しか他人の反省(他者裁き)に成っている人も多くなりました。 重箱の隅を突くまで他者の言動ばかりを厳しく指摘する習慣は、脚下照顧を忘れた無反省人間の憐れな姿であります。 こうして一次元意識に埋没する人間が現代に世紀末の天変地異を呼び込み引き寄せたのです。 しかしそれにすら気付けないほど人類の共通概念は闇に封じ込められたままであります。 人類の多くが一次元意識の侭では戦火が絶えない事実を逸早く知って致だきたい。 貴方の自覚次第で時代の昇華(アセッション)は果たされるのであります。 |