042 基礎知識は精神の基盤
|
闇雲に知識を集めるだけではなく、目的意識に基づいて重要な知識をこそ集める必要があると言うこと、そうして集めた知識を心の中で整理しておくことが望ましいと言うことでした。 この知識の整理整頓が基礎知識としての精神の基盤となるのです。 個別意識としての知恵を働かせる為には知識の基礎となる精神基盤(構築された基礎知識)が必要になる。 豊富な知識は整理されることで多くの引出しを用意することが出来る。 ここに経験値が積み重ねられたなら知識は立派な宝庫となって人生を彩るでありましょう。 こうした心の整理整頓が出来ない人が一次元意識の魂心境に凝り固まる個我人間であります。 知識の整理がされていない為、知識は間違った使い方をされるのです。 人間関係に於いての善悪は、知識の三相応に運命が委ねられています。 三相応とは時・処・人の概念がピッタリとマッチ(配慮)している状況であり、この三相応が果たされている状態であれば、人間関係は善展開するのであります。 これに反して三相応(時・処・人)から一つでも配慮が欠けると、目的が善であっても悪展開することがあるのです。 こうした人間関係の三相応を使い分ける意識が知恵であります。 心の整理整頓は反省回顧で行う事になります。 そのため自己反省が出来ない一次元意識の人間には知識の整理整頓が縁遠い状態になっています。 彼らは興味関心のある知識しか持ち合わせておらず、その他の知識には目もくれない(気にも留めない)状況であります。 繰り返しますが、自分の事しか考えない人間は一次元意識に魂心境を凝り固めた個我人間でありますが、他者の意見を素直に聞き入れることが出来るようになると、魂心境は二次元意識に昇華することになります。 精神世界に構築した基礎知識が綺麗に整理されていれば、他者の意見を素直に聞き入れる姿勢(心の余地)も育まれるでありましょう。 これが社会人としての最低限のルールであり、他者配慮としてのモラルでもあります。 |