048 優越感は知識欲の現れ

 

 

個別意識(一次元意識)は時代を崩す我知識を横行させ、やがて個別意識(一次元意識)は一人歩きを始めて八岐大蛇(強欲の統合意識)を大量に派生させるのである…と。

そのため人類は早急に一次元意識を卒業(克服)しなければならないと言うことでした。

我知識の正体は個別意識に執着する心であります。

しかも其の個別意識に傾倒すると、我儘を行使する為に必要な知識を、まるで潤うことの無い喉の渇きを塩水で潤すかのような渇欲(知識欲)として彷徨い求めるようになります。

八岐大蛇は我知識を餌として地表を徘徊しています。

そうして一次元意識人間が発する我知識(知識欲)を貪り喰うのです。

知識欲の暴走が個人の力で止められない理由は、極度な自尊心からくる他者比較の果ての優越感にあるのです。

負けず嫌いな性格(一次元意識)が優越感を食糧として欲しがっているのです。

この構図は八岐大蛇が自らの負の勢力を広げんと、手当たり次第に欲得願望を喰い荒す姿に似ております。

優越感は知識欲の現れであり、地上世界に蔓延る上っ面な知識ばかりを貪り喰らうのです。

表面的な知識には真理に於ける魂の栄養素が薄いのです。

そのため優越感に渇欲する迷妄者(一次元意識)たちは多くの知識を喰べなければ満足しないのです。

これは八岐大蛇の渇欲と似通った性質であります。

心を見失った一次元意識の迷妄者たちは、上っ面な知識しか追い求めない為に浅い心理しか得られないのです。

全ての物事には掘り起こせば深い真理が隠れています。

コツコツと地道な作業で掘り起こせば必ず実相真理に至るのである。

その為には成果の確認(反省回顧)が必要であり、深い推理と内部洞察が必要であります。

探し求めた解答(実相真理)が得られたなら、それこそ深い安らぎを観じるでありましょう。

この安らぎは無尽蔵と永遠性に繋がっています。

明日に繋がる安らぎこそ、無尽蔵なる聖泉の如く、本当の希望と勇気を溢れ出させるのです。

 

 

 

 41 むすび大道 【自己確立編】 一次元