063 利己的健康追求の危険
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病気には誠に沢山の病名と病状が存在します。 その殆どが地上社会に於ける人間の発想で生まれた現代病であります。 つまり病気は創造主が創られたものではなく、地上社会に依存した人間社会で、心の法則(因果の理法)を間違った方向に扱った人間側の産物であるのです。 その殆どは個別意識に魂を孤立させることから始まります。 風邪は万病の元と言われておりますが、風邪そのものが原因なのではなく、風邪の悪ウイルスや悪細菌を呼び込み引き寄せているのが、人間に憑依している悪霊悪魔の類である。 その悪霊悪魔の類を自己自身の心の中に巣喰わせ常駐させている心の迷妄の方こそ、風邪の症状を現している本当の原因に成るのであります。 要するに個別意識の迷妄状態こそ病気の真なる正体である。 三次元地上社会に生きながら自己限定(一次元意識)に埋没する心。 協調精神を育む為に創造された三次元世界(物質肉体的世界)に生きながら、自分勝手な主義主張を強引に押し通そうとする利己的感覚(一次元意識)に拘り囚われた個我精神。 万病の真なる主原因は個人の心(人間側)にこそ実在するのです。 人類は万物の霊長として自由意思を与えられています。 この自由意思は善事も悪事も行える自由意思ではありますが、創造主の真なる願いは、個生命が自由意思を自己統制して、より高尚な意識形態を自らの意志で獲得して行くことを創造主は期待して居られるのです。 その期待を人間に無理強いしない所が創造主の慈愛深き御性質であります。 そうであるにも関わらず人間側の迷い心は利己的精神(一次元意識)に依存する事で、自分本位の健康追求に明け暮れています。 その個別意識の迷妄は地上経済に悪用されて個別意識を優位な立場として助長するに至りました。 我儘を自己主張することが人間らしい生き方のような錯覚を持たせる事で、心の反省浄化を無意味な状態に持って行ったのです。 どうやら現代の経済(社会情勢)は、目先の利益を貪るための毒ガス(利己的感覚)を、社会問題と成る程の大気汚染のように蔓延させた大罪を犯しているのであります。 |