065 暑さ寒さは心が感ずる
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生命体であれば体温の調整は自然に行なうようになっています。 体温が下がれば心脈が活性化して血流を多くすることで、内部からも身体の末端まで温かい熱を送るのです。 また体温が上がれば心脈が安静化して血流を少なくすることで、内部の体温を自然に放熱するのです。 風邪などの症状が出れば身体は風邪ウイルスに対抗する為に体温を上昇させ、身体に悪影響を及ぼす風邪ウイルスを死滅させるのであります。 また極度な緊張状態が続くと心臓の鼓動を安静化して、体内からも緊張状態を克服せんと働き掛けてまいります。 これらの切り替えを行なう主なる器官は交換器神経と副交換器神経ではありますが、この神経に敏感に影響を与えているものが人間の心であります。 体調を維持継続している主役は心である。 体内の全てに信号を送り、号令を掛けて、内部変革を行なう司令塔は心であるのです。 この心が不安定な状態であれば肉体細胞も不規則な運動となって、身体の各所に不都合な状態が現れてくるのであります。 本来は心が羅針盤となって体調の方向性を指し示すのであり、普段からの心掛けが健康状態を左右してくるのです。 極端な話をすれば暑さ寒さを感じているのも心であり、肉体そのものが感じている訳ではないのです。 肉体の感覚は心(足霊…たるみたま)が担当している部分であり、霊的な感覚器官が心的キャッチをしながら暑さ寒さを感じているのです。 この意味を魂で理解する事が出来れば、暑さ寒さを気力で克服する事も可能であります。 心の方向性を霊的に調整するだけで暑さ寒さの感性を微妙に調節することが出来るのです。 これは自己限定者(一次元意識)や損得勘定者(二次元意識)には難しいが、心的理解者(四次元意識以降)であれば自然な努力精進で可能になります。 全ては心の調律で、健全な身体を維持継続させるのであります。 |