067 病気の原因経過結果論

 

 

人間の肉体は其処に魂が宿る限り、人間としての雛形を維持継続することが最も自然なる姿であります。

地上人間としての人生を終え、魂が肉体から抜け出して霊界に里帰りしたなら、肉体生命は自然に朽ち果てて肉体細胞は宇宙の一要素に戻るのです。

魂は霊界に帰り、肉体(物質)は分子原子の単体に戻って、新たな物質の一要素として其の身を奉仕するのである。

魂の宿らない肉体は人間としての姿を維持することが出来ないのです。

其処には物質(肉体)を構成し運動させる目的意思が必要になる。

その目的意思の精度が良ければ良いなりの物質(肉体)が維持されて、目的意思の精度が悪ければ悪いなりの物質(肉体)が形成されるのであります。

つまり心(目的意思)が良ければ良いなりの健康体を維持継続するし、心(目的意思)が悪ければ悪いなりの不健康体が形成されるのである。

健康は心の投影であり、病気も心の影であります。

こうした事実も利己的信奉者(一次元意識)は病気の責任を他者に転嫁して、その主原因を探る事なく自らの心を迷わすのです。

本来の肉体は健全な心の投影として自然に健康体を維持継続するのである。

しかし心が歪めば歪んだままの不完全な肉体が病気の症状として現れてくるのです。

こうして病気には必ず原因があり経過があり、それに伴った結果があると言うことです。

心の法則(因果の理法)が最も敏感に影響を発揮するのが肉体の健康と病気であります。

従って何らかの病気に罹り、長らく病状に苦しむようなら早々と自己反省を行ない、病気を誘発するような間違った心を悔い改める必要があるのです。

心の状態が病状に現れるなら、その病状を精神的に精査(反省回顧)すれば、自分の心の過ちが必ず見つかるのである。

そうして心の過ちを正しく悔い改めたなら、病気は必ず全快に向かうのであります。

 

 

 

 41 むすび大道 【自己確立編】 一次元