070 時空間と調和する人生

 

 

 肉体に具わる過度な欲求(過感覚・過感情・過心象)を超越しなければならない…。

とくに感覚に当たる部分が人間の我儘を助長する我欲(一次元意識)に該当し、肉体が欲する感覚的自己陶酔(食欲・性欲・眠欲)を自らの意志で振り払う心の強さ(潔さ)が要求される…と言うことでした。

とかく人間は自意識(一次元意識)で物事を捉えて(考えて)自分なりの人生を生きております。

社会人としての個別意識を尊重する法律まで現代人には用意されているのです。

これは地上世界に自己展開した民主主義の恩恵でもありますが、民主主義そのものは未だ完成された統治システムではなく、不完全な形式主義として人類の魂を呪縛しています。現代人が個別意識の尊厳を守り、社会秩序を遵守する為には、足枷となる民主主義の呪縛(一次元意識)を解き放って、翼(霊性)を手に入れなければならないのです。

その為の徳性開発であり、基礎研鑽となる忍耐力・霊耐力であります。

特に忍耐力は肉体に具わる感覚の超越(克服)であり、体力そのものも養わなければ足元を固めることは難しい現実になります。

肉体に具わる感覚意識を程々に保つ為には、時間と空間の中に超入して時空間と一体化する必要がある。

時間も空間も創造主(実相大神)の御神体であり、時空間と一体化すると言うことは、創造主(実相大神)と一体化した神の子の自覚を取り戻すことになるのです。

今までと同じ時間と空間で有りながら、神の子の自覚を得た魂心境では今までと全く違った新感覚を得るのです。

其処に無限生長の道が開き、永遠進化の道が現れてくるのであります。

こうした時空間との融和(一体化)を目指す為には、常日頃から大自然への調和を心掛けて生きる必要があるのです。

これは弱肉強食の自然界ではなく、時空間に生かされ導かれた本来の大自然の在るべき姿であります。

これは物性には難しい生き方であるが霊性には容易い生き方になる…。

霊性を開いて地上人生100年の新時代を正しく生きて致だきたい。

 

 

 

 41 むすび大道 【自己確立編】 一次元