075 目的なき自力は無節操

 

 

自分の為だけではなく、人のため国のため人類のために自力を発揮することで、貴方の個性は重要な意義(使命役割)を発揮する…。

これは一部の特別な人のみに当て嵌まる真理ではなく、総ての人間に漏れなく当て嵌まる真実であると言うことでした。

こうした真なる目的があってこそ、様々な運命に翻弄されない強き意志にて、正しい人生を全うすることが出来るのであります。

目的の無い自力は無節操な我儘人生となる。

自力の捉え方を誤って人生を狂わせた先人は多いのです。

その多くは本来は優秀であるからこそ多大な悪影響が広範囲に及んで、その重き足枷(責任)を魂が支え切れず地獄に堕ちて行きました。

またその多くは本来は優秀な魂であるからこそ、多大な影響が広範囲に及んだけれども、その独善による足枷(自己限定の殻)を拭い去れず、裏側の霊界(天狗仙人界)に死後の魂が迷い込んで行きました。

何れにしても本来は優秀な魂心境であるからこそ道を踏み外せば深い地獄に堕ち、本来は優秀な魂心境であるからこそ歪んだ自力に依存すると孤独な独善の世界(裏側の天狗仙人界)に嵌まり込むのであります。

何のために…という目的意識は重要である。

何故の人生か…という目的意識が大切である。

迷いのままに日々を送るには人生は誠に短過ぎます。

思いのままに日々を送るには人生は誠に儚すぎます。

正しい人生観(目的意識)は未来の明るい自分の姿を連想させ、その光明(希望)が道案内してくれるでありましょう。

正しい人生観(目的意識)は過去の薄暗い自分の姿を反省させ、その光明(勇気)が禊祓いを断行してくれるでしょう。

また正しい人生観(目的意識)は現在の自分の姿に夢(生き甲斐)と理想(遣り甲斐)を持たせてくれるでしょう。

どうか人生に正しい自力(目的意識)を持って、勇ましく歩む貴方でありますように…。

 

 

 

 41 むすび大道 【自己確立編】 一次元