079 何の為の人生かを知れ
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自力一つを論じても一次元意識人間と二次元意識人間の違いは明白となりますが、魂心境を徐々に高めて行かなければ、自力は自我力となって独善へと迷い込むのです。 独善へと迷い込んだ魂は、天国に帰ることが出来たとしても裏側霊界であります。 裏側霊界は天狗仙人の霊世界で、同じ自力でも自我力(自力天狗)となるのです。 自我力とは自分だけの自力であり、自分の成長の為だけの技能であり才覚であります。 自分の為だけの魂修行は一次元意識を引き摺ったまま天国に帰るようなもので、善事を重ねた人間であっても利己的な目的意識であったなら、心の法則(因果の理法)に従って自我力(自力天狗)の人間ばかりが集まる裏側霊世界に帰ることになります。 しかし人間の魂は個人の自力を追求する為だけに創造された訳ではありません。 大生命から枝岐れた個生命の帰るべき魂の故郷は大生命(神の子の自覚)であります。 大いなる意識に里帰りすることが最大の目的意識であります。 その大目標を果たすまでに如何なる道筋を辿るか、どの様な過程を踏み締めるか…。 こうした過程こそが大切な要素になります。 何のために生まれたのか。 何故に生きているのか…。 この回答を正確に答えられないようでは、未だ一次元意識を克服することが出来ていない状態であります。 自分の楽しみや喜びだけが目的意識であるなら、貴方の魂は一次元意識のままの未だ幼い魂心境である。 また複数の人間関係を意識しながら生きられる人間であっても、自分の意思を優先することが多い人間は、未だ二次元意識のままの幼い魂心境であるのです。 いったい貴方は何のための人生を生きているのか…。 この正確な回答を導き出す為には、自己反省なくしては有り得ないのであります。 |