083 清掃浄化は魂の生理作用
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心の法則によれば、心に思い描いたものはやがて時を経て現象世界に形態(影)を現すと言うことでした。 人を傷付けるような思いを描いているなら、その思いは自他共に傷付ける言動が出るようになります。 人を愛するような想いを描いているなら、その想いは自他共に愛を振りまく天使の言動になって自然に現れてくる。 心に問題を抱えたまま放置すれば、その心の問題は自らの内部から抑圧(ストレス)を沸き出して自分の肉体に病状を現したり、自らの境遇に不運な状況を現したりしてくる。 また心に明るい希望を抱いたなら、その希望は精神世界に光を灯して自他共に人生の道標として世の中を明るく照らすのであります。 心に思い描いたものが時を経て現象世界に現れてくる…。 この心理は万民に平等に作用してくる心の法則(因果の理法)であります。 この心の法則を自主的に善用すれば精神世界を浄化することも可能である。 その時に心の法則は心理の理法を超越して、万民を正しく生かす真理となるのです。 自分の事だけで完結した生き方をしている一次元意識の人間には、心理が運命として襲い掛かるのみであるが、自己限定(一次元意識)を克服した人間には、心理を運命として受け止める強さがあり、更に心理を意図的に操作する(善転回帰させる)ことで、心理(受動)を真理(能動)に変換する意志が働くのであります。 運命は自らの意志で開拓するべきであり、これは自分の我儘を行使する自由意思ではなく、自分の我儘を改心する自由意志である。 もともと心の清掃浄化は魂の罪穢れを精神世界から放逐する為に、総ての魂に組み込まれた生理作用でありました。 その自然な治癒力(生理作用)の正しい機能を破壊しているのが、自己限定に拘り囚われる一次元意識の魂心境なのです。 心に蔓延る我儘(自分勝手な振る舞い)を放逐して、本来の魂の自然治癒力を働かせる必要がある。 それは本来は難しいものではなく、反省回顧(心を顧みる)して魂に付着した罪穢れを清掃浄化(本来の真人間に戻る)するだけの話であります。 |